山行日:2019年7月28日(日) 曇り 単独 西川町の天狗山
台風6号が発生したかと思ったら、あっという間に熱帯低気圧となってしまったこの週末。ほんとうなら月山へ行く予定だったが、同行者の都合が悪くなり取りやめとなった。
しかし、山行の準備もできあがっていたので、月山の手前の天狗山へ
一人弁当開きをしに登ってきた。
ちなみに
弁当開き【べんとびらき】とは、 野外でみんなで弁当を広げることを指す言葉であるが、これ山形の方言だそうで、私はずっと標準語だと思っていた(^。^;)
天狗山の登山口までは我が家から車で20分ほどだが、
やまがた百名山に選定されて初めて知った山である。標高403m、1時間もかからないで登れるが、山頂からの見晴らしが良い山だ。
今日は、この眺めを堪能しながらお昼ご飯を食べるのが目的なので、ゆっくり10時に自宅を出発。
熊野神社の参道を登り、社の裏手から登山道が始まる。
登山道にはヤマユリが見事に咲き誇っていた。下手な開店祝いよりずっと豪華だ。
クルマユリも咲いている
(思いこみで葉っぱまで確認してこなかったのでもしかしたらコオニユリかも)
オクモミジハグマもそろそろ花が咲きそう。
ネジバナが可愛い花を咲かせていた。
ママコナも咲き始めた。
これは花の中にご飯粒のようなものが見えるので「飯小菜」(ままこな)と呼ばれる
「弁当開き」と同じく、山形県民でないと知らないであろう
ケロ班長
11時を過ぎた頃には山頂到着。標柱わきには三角点もある。
西川町の主要部が一望できる。
山頂で今日の主目的である
一人弁当開きを開催!
(写真を撮りながら一抹の寂しさを感じる…ww)
ゆっくり食後のコーヒーを飲みながら景色を堪能する。
天狗山は地元の皆さんに愛されている山である。
やまがた百名山に選定されてから天狗山登山口には駐車場が完備された。
これひとつとっても地元の皆さんの意気込みが伝わろうってものだ。
天狗山ふるさと会のサイトはこちら。
コースもきちんと整備されており、標柱も新しいものが要所に立っている。
天狗山にはこれまで数回登っているが、今回、初めて旧道を下ってみた。
(看板に近道って書いてあるし)
確かに近道ではあったが、途中、胸までの薮で足下が見えない箇所があった。
踏み跡はしっかりしているので足もとが見えなくても、薮で足が取られると言うことはない。その点では歩くには難儀しないが、小さいお子さん連れならば素直に熊野神社の裏側からの正規ルート(遊歩道)を使った方が楽だと思う。
旧道を下り水路に出会ったら、左折して水路沿いにすすめば神社に戻ることが出来る。
オヤマボクチ
オカトラノオ
ウツボグサ
無事に下山して自宅に戻って13時。
メニューは貧弱なものだが四時間の
贅沢な昼食タイムだった。
こういうことに興味がない人からみれば
「何がくやしくてわざわざ山へ登ってお昼食べるのか」理解に苦しむかも知れない。
でも好きな人にとっては、私がどんなに楽しんできたか、よくわかってもらえると思う。
(よね?)