「無名山」? なんだか可哀想な「熊野山」
山行日:令和元年11月27日(水) 曇り 三名
我が家のタイヤ交換がすべて完了したこのタイミングで、ついに雪がちらつき始めた。いよいよ東北の片田舎の当地も冬本番に突入だ。
この季節になると、周辺の標高の高い山はすでに雪が積もっているところも多いので、スノーシューの本格シーズンまでは無理をせず里山にノンビリ登ることにしている。
今回の山歩きは、長井市と飯豊町の境界にある「熊野山」(670m)。
道照寺平スキー場から登る里山で、やまがた百名山に選定されている山である。 ここには、数年ほど前に藤白神社跡の上のほうにキノコ取りに行ったことはあるが、山頂へアプローチするのは今回が初めてである。
野川まなび館に車を駐めるか、スキー場(コミセン)駐車場に駐めるか迷ったが、今回は藤白神社跡のほうへおりようと思ったので、野川まなび館へ駐めて出発することにした。
ついでに出発前にまなび館でトイレをお借りしたが、気さくに貸して頂きほんとうにありがたかった。
野川まなび館からスキー場方面へ大型ダンプの行き交う舗装道路を3分ほど行くと登山口の標識がある。
登り始めて数分でスキー場駐車場へ至る。向こうに見えるコミュニティセンター前からゲレンデを登る。
ゲレンデ途中に登山道の標識があるので、それに沿ってゲレンデの中の踏み跡をたどる。
ゲレンデのトップ、ロープ塔の最終地点から登山道は林の中に入っていく。
数分ほどで藤白神社跡地から登ってきた登山道と合流する。
杉や松などの常緑樹を除けば、木々の葉っぱはほとんど落葉しており、登山道はコナラ、ミズナラ、の枯葉でフカフカだ。
この朝は氷点下まで冷え、日中でも10℃までいかない気候だったが、三等三角点(マジックで四等と訂正してあったけど大丈夫?^^;)あたりまで登ってくると体もだいぶ暖まってくるので、ここで小休止。
その先にあまりの急坂で牛でさえ戻ったという「牛戻り」と呼ばれる急登が出てくる。ほぼ直登の道が続く中、ここだけつづら折りになっており、確かになかなかの坂である。
とはいえ、この山の印象としてはこの箇所以外にもけっこうな急坂が多いので、正直言って特にここだけがキツイという感じはしなかった(爆)。
どこからどこまでが牛戻りなのかわからない急坂を登り終えると、ようやく熊野神社にたどり着く。
神社手前には木造りの展望台が設置してあって、参拝の人や登山客のためにきちんと整備されている心遣いがうれしい。展望台からは防風林に守られた散居集落の家並みが田んぼの中に点々と見えている。なんと長閑な風景だろうか。
神社の右奥の方に大きなご神木の杉があって、周りにぐるっと回れるように木の階段が設置してある。
御神木を過ぎ、数分ほどで頑丈な屋根が設置された第一展望地が現れる。
ここからは長井ダムの壮大な姿が見える。
さらにそこから次の第二展望地までは尾根を歩き、再び登りとなるのだが、尾根の北面には見事にイワウチワの葉っぱが広がっていた。
また道々にはショウジョウバカマの葉っぱがたくさん見られたので、春にはさぞやスプリングエフェメラルな花々で彩られるに違いない。
10分ほどで第二展望地到着。
第二展望地からは第一展望地よりさらにダムが間近に見える。その奥には祝瓶山が見えるはずだが今日は雲に隠れて見えなかった
第2展望台を過ぎてひと登りするとようやく 山頂に至る。
山頂の標柱には「無名山」と表記されていた。熊野神社があるので熊野山と呼ばれているだけで、本来は無名山というのかもしれない。、もしかするとほんとうに名前のない山なのかも知れないが、ほんとうのところは私にもよくわからない。
山頂の標柱から5mほど 離れた所に三角点がある。
山頂からは南東方面が開けており置賜盆地を一望に見渡すことができる。
第2展望地まで戻り長井ダムの雄姿を眺めながら昼食。
欲を言えば、せっかくの四阿(あずまや)なので休憩用に腰掛けやテーブルがあればなお良かったかもしれない。
昼食は海鮮チゲのクッパだが、この詳細は別エントリーで紹介することにする。
こちらからどうぞ
帰り道に電波反射板のほうへ足を運んでみたが、ここからは右に散居集落の家並み、左に長井ダムと両方が見えるので一番景色が良いかもしれない。
下りはスキー場方面ではなく藤白神社跡方面におりる。
こちらのコースは通る人も少ないのか、少々荒れ気味。 ブナ枯れや松枯れの樹木を伐採したものが登山道にも横たわっていたりする。
かなり伐採されたようで、何年か前にはナメコやムキタケがたくさん採れた雑木林は、その面影もないほどにカラッとしていた。
それでも、春に咲く花々がたくさんありそうなことがわかったので、機会があればその時期に是非とも再訪したい山である。
GPSログ(画像をクリックすると大きい画像表示
我が家のタイヤ交換がすべて完了したこのタイミングで、ついに雪がちらつき始めた。いよいよ東北の片田舎の当地も冬本番に突入だ。
この季節になると、周辺の標高の高い山はすでに雪が積もっているところも多いので、スノーシューの本格シーズンまでは無理をせず里山にノンビリ登ることにしている。
今回の山歩きは、長井市と飯豊町の境界にある「熊野山」(670m)。
道照寺平スキー場から登る里山で、やまがた百名山に選定されている山である。 ここには、数年ほど前に藤白神社跡の上のほうにキノコ取りに行ったことはあるが、山頂へアプローチするのは今回が初めてである。
野川まなび館に車を駐めるか、スキー場(コミセン)駐車場に駐めるか迷ったが、今回は藤白神社跡のほうへおりようと思ったので、野川まなび館へ駐めて出発することにした。
ついでに出発前にまなび館でトイレをお借りしたが、気さくに貸して頂きほんとうにありがたかった。
野川まなび館からスキー場方面へ大型ダンプの行き交う舗装道路を3分ほど行くと登山口の標識がある。
登り始めて数分でスキー場駐車場へ至る。向こうに見えるコミュニティセンター前からゲレンデを登る。
ゲレンデ途中に登山道の標識があるので、それに沿ってゲレンデの中の踏み跡をたどる。
ゲレンデのトップ、ロープ塔の最終地点から登山道は林の中に入っていく。
数分ほどで藤白神社跡地から登ってきた登山道と合流する。
杉や松などの常緑樹を除けば、木々の葉っぱはほとんど落葉しており、登山道はコナラ、ミズナラ、の枯葉でフカフカだ。
この朝は氷点下まで冷え、日中でも10℃までいかない気候だったが、三等三角点(マジックで四等と訂正してあったけど大丈夫?^^;)あたりまで登ってくると体もだいぶ暖まってくるので、ここで小休止。
その先にあまりの急坂で牛でさえ戻ったという「牛戻り」と呼ばれる急登が出てくる。ほぼ直登の道が続く中、ここだけつづら折りになっており、確かになかなかの坂である。
とはいえ、この山の印象としてはこの箇所以外にもけっこうな急坂が多いので、正直言って特にここだけがキツイという感じはしなかった(爆)。
どこからどこまでが牛戻りなのかわからない急坂を登り終えると、ようやく熊野神社にたどり着く。
神社手前には木造りの展望台が設置してあって、参拝の人や登山客のためにきちんと整備されている心遣いがうれしい。展望台からは防風林に守られた散居集落の家並みが田んぼの中に点々と見えている。なんと長閑な風景だろうか。
神社の右奥の方に大きなご神木の杉があって、周りにぐるっと回れるように木の階段が設置してある。
御神木を過ぎ、数分ほどで頑丈な屋根が設置された第一展望地が現れる。
ここからは長井ダムの壮大な姿が見える。
さらにそこから次の第二展望地までは尾根を歩き、再び登りとなるのだが、尾根の北面には見事にイワウチワの葉っぱが広がっていた。
また道々にはショウジョウバカマの葉っぱがたくさん見られたので、春にはさぞやスプリングエフェメラルな花々で彩られるに違いない。
10分ほどで第二展望地到着。
第二展望地からは第一展望地よりさらにダムが間近に見える。その奥には祝瓶山が見えるはずだが今日は雲に隠れて見えなかった
第2展望台を過ぎてひと登りするとようやく 山頂に至る。
山頂の標柱には「無名山」と表記されていた。熊野神社があるので熊野山と呼ばれているだけで、本来は無名山というのかもしれない。、もしかするとほんとうに名前のない山なのかも知れないが、ほんとうのところは私にもよくわからない。
山頂の標柱から5mほど 離れた所に三角点がある。
山頂からは南東方面が開けており置賜盆地を一望に見渡すことができる。
第2展望地まで戻り長井ダムの雄姿を眺めながら昼食。
欲を言えば、せっかくの四阿(あずまや)なので休憩用に腰掛けやテーブルがあればなお良かったかもしれない。
昼食は海鮮チゲのクッパだが、この詳細は別エントリーで紹介することにする。
こちらからどうぞ
帰り道に電波反射板のほうへ足を運んでみたが、ここからは右に散居集落の家並み、左に長井ダムと両方が見えるので一番景色が良いかもしれない。
下りはスキー場方面ではなく藤白神社跡方面におりる。
こちらのコースは通る人も少ないのか、少々荒れ気味。 ブナ枯れや松枯れの樹木を伐採したものが登山道にも横たわっていたりする。
かなり伐採されたようで、何年か前にはナメコやムキタケがたくさん採れた雑木林は、その面影もないほどにカラッとしていた。
それでも、春に咲く花々がたくさんありそうなことがわかったので、機会があればその時期に是非とも再訪したい山である。
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この記事へのコメント
初めまして、地元のokusanと言います。
県内でも遠い所から熊野山にお疲れ様です。しかも昔の登山口からきちんと周回されましたね。
今はコメントの通りスキー場からの往復です。
3月にマンサクが咲き初め5月頃まで花が多くなります。花の時期に又おいで下さい。
※最初にヤマレコにコメントしました。済みません。
※詳しい草花写真、説明を見せて貰います。
県内でも遠い所から熊野山にお疲れ様です。しかも昔の登山口からきちんと周回されましたね。
今はコメントの通りスキー場からの往復です。
3月にマンサクが咲き初め5月頃まで花が多くなります。花の時期に又おいで下さい。
※最初にヤマレコにコメントしました。済みません。
※詳しい草花写真、説明を見せて貰います。
okusanこんにちは。
ヤマレコでもコメントありがとうございました。
ヤマレコはいろいろ情報を得るために利用していましたが、少しは自分でも情報を提供した方が良いのかなと、ちょっとだけアップしました(^^;
熊野山、春の花の時期にお邪魔します。楽しみです。
ヤマレコでもコメントありがとうございました。
ヤマレコはいろいろ情報を得るために利用していましたが、少しは自分でも情報を提供した方が良いのかなと、ちょっとだけアップしました(^^;
熊野山、春の花の時期にお邪魔します。楽しみです。